平成28年度臨床指導者養成教育コース推進フォーラムを開催いたしました
平成28年1月23日(土)長崎大学医学部保健学科にて「臨床指導者養成教育コース推進フォーラム」を開催いたしました。本フォーラムでは,臨床実習教育におけるクリニカル・クラークシップの必要性と実際について考えることを目的に,特別講演とシンポジウムを企画いたしました。
長崎大学理事・副学長の松坂誠應の挨拶にて開会し,「臨床指導者養成教育コース」のリーダーである作業療法学専攻の東登志夫より,本コースのカリキュラムと受講に関する詳細について説明がなされました。
特別講演では,株式会社リハステージ事業本部副本部長・セラピストのためのクリニカル・クラークシップ研究会副会長の吉川法生 先生を講師にお招きし,「クリニカル・クラークシップを活用した臨床実習教育の必要性」をテーマにご講演いただきました。本講演では,臨床実習教育の現状と課題を整理した上で,クリニカル・クラークシップで行う臨床実習の意義と,「学生」-「養成校」-「実習指導者」間の連携に必要となる対策についてご教授いただきました。
シンポジウムでは,「クリニカル・クラークシップを活用した臨床実習教育の実際」をテーマに,「理学療法臨床実習教育の実際」について,産業医科大学病院リハビリテーション部副技師長の明日徹先生,「作業療法臨床実習教育の実際」について,柳川リハビリテーション病院作業療法室室長の松野豊先生をシンポジストとしてお招きし,それぞれの病院におけるクリニカル・クラークシップを活用した臨床実習の実際についてご講演いただきました。その後,現状の臨床実習のあり方と今後の展望について参加者の皆様と熱い討論が行われ,臨床実習教育を変遷していく必要性と本コースの重要性について認識することができました。
当日は,理学療法士・作業療法士の皆様を中心に86名の方にご参加いただき,非常に有意義なフォーラムとなりました。最後に,長崎大学医学部保健学科長の田中悟郎の挨拶をもって,盛況のうちに終了いたしました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
2015.11.05
大阪府立大学と情報交換会を実施しました
長崎大学医学部保健学科にて大阪府立大学との情報交換会を実施しました.
大阪府立大学は,平成26年度文部科学省選定事業「高度医療人材養成プログラム」において,コメディカルを対象とした取り組みに本学とともに採択されており,事業進捗状況の報告や,カリキュラム,受講システムなどについて,情報・意見交換を行いました.また,大阪府立大学は,「地域リハビリテーション学コース」をすでに開講されており,受講生の募集や実際の受講の状況等についても紹介していただきました.本学も来年度より,リカレント教育の2コースを開講する予定であり,今後も継続して情報の共有,協力をしていくことを確認しました.
2015.11.05
秋田大学を訪問しました
臨床実習にクリニカル・クラークシップを導入されている秋田大学医学部保健学科理学療法学専攻へ訪問させていただきました.佐竹教授,工藤教授,塩谷教授,若狭准教授にご対応いただき,導入に至った経緯や臨床実習関連のカリキュラムの経過,実習施設や学生からの感想・意見等を伺いました.臨床実習のあり方や今後の展望等についてご意見をいただき,大変有意義な視察となりました.
学部教育の臨床実習推進に向けた取り組み,リカレント教育としての「臨床指導者養成教育コース」の開発に向けて,今回の学びを活かしていきたいと考えております.
2015.10.31
高度リハビリテーション専門職の養成推進フォーラムを開催いたしました
平成27年10月31日(土)長崎大学医学部良順会館にて「高度リハビリテーション専門職の養成推進フォーラム」を開催いたしました.
本フォーラムでは,公益社団法人 日本理学療法士協会会長の半田一登先生,一般社団法人 日本作業療法士協会会長の中村春基先生をお招きし,「理学療法士・作業療法士における現状の課題と今後の展望~大学教育における学内・リカレント教育の融合に向けて~」をテーマに開催いたしました.
長崎大学医学部保健学科長 田中悟郎の挨拶にて開会し,本事業のプロジェクトリーダーである保健学実践教育研究センター 井口茂より,「臨床指導者養成教育コース」と「地域包括ケア人材養成コース」のカリキュラム内容と今後のタイムスケジュールについて説明がなされました.
講演①では,半田一登先生より「今後の医療・介護の動向に適応できる理学療法士の育成」と題し,現状の理学療法士養成における課題や今後の展望,日本理学療法士協会としての考えや取り組みの方向性についてご講演いただきました.
講演②では,中村春基先生より「生活の再構築と社会参加に向けた作業療法士の役割~生活行為向上マネジメントの活用~」と題し,生活の再構築と社会参加を促進するために,現在,日本作業療法士協会が力を入れて取り組んでいる生活行為向上マネジメントの有用性についてご講演いただきました.
最後に,半田一登・中村春基両協会長にご登壇いただき,今後の理学療法士・作業療法士のあるべき姿や方向性についてディスカッションが行われ,熱いメッセージを発信していただきました.
当日は,理学療法士・作業療法士の皆様を中心に163名の方にご参加いただき,非常に有意義なフォーラムとなりました.最後に,長崎大学理事・副学長の松坂誠應の挨拶をもって,盛況のうちに終了いたしました.
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました.
2015.09.08
北海道大学を訪問しました
臨床実習にクリニカル・クラークシップを導入されている北海道大学医学部保健学科作業療法学専攻へ訪問をさせていただき、八田 達夫教授より、導入に至った経緯や、導入の経過、実習施設や学生からの感想・意見等を伺いました。また、従来の臨床実習での課題や、実習の在り方についてもご意見をいただき、とても有意義な視察となりました。
本プログラムの「臨床指導者養成教育コース」では、臨床実習指導の方法のひとつとして、クリニカル・クラークシップについての講義やフォーラムを予定しており、今回の学びを活かしていくとともに、今後もご協力いただきたいと考えています。
2015.08.10
大阪府立大学を訪問しました
お盆前の8月10日に大阪府立大学へ2回目の訪問をさせていただきました。
今回は、長崎大学での「課題解決型高度医療人材養成プログラム」内容を報告し、臨床実習教育及び地域包括ケアシステムに貢献できる人材育成の方法について意見交換を行いました。
臨床実習教育では実習施設の指導方法はもとより、学内教育の充実が必要であること、地域包括ケアシステムに関しては、養成後の行政・地域包括支援センターとの連携の重要性について議論し、時間も忘れ3時間以上のディスカッションとなりました。
視察終了後も時間外の意見交換もでき、有意義な視察となりました。
2015.07.11
地域包括ケア人材養成コース推進フォーラムを開催しました
平成27年7月11日(土)長崎大学医学部保健学科にて「地域包括ケア人材養成コース推進フォーラム」を開催しました。
長崎大学医学部保健学科長 田中悟郎のあいさつにて開会し、本事業のプロジェクトリーダーである保健学実践教育研究センター 井口茂より、本コースのカリキュラムの説明がなされました。
その後、大阪府大東市保健医療部 高齢支援課の理学療法士 逢坂伸子先生より「地域包括ケアシステムにおけるリハビリテーション専門職の役割」と題し、ご講演いただきました。地域で求められるセラピストの役割や視点について、大東市の事例を交えながらお話をしていただきました。その後のシンポジウムでは、長崎県保健福祉部長寿社会課 田島玲悟先生より「長崎県における地域包括ケアシステム構築に向けた取り組み」、佐々町地域包括支援センター 江田佳子先生より「地域包括支援センターの立場からみたリハビリテーション専門職の役割」、長崎県居宅介護支援専門員連絡協議会 榎本哲子先生より「ケアマネジャーの立場からみたリハビリテーション専門職の役割」というテーマでご講演いただき、地域包括ケアシステムの中でのリハ専門職の役割について、行政、関係機関の立場からご提言をいただきました。会場からのご質問にも丁寧に答えていただき、有意義なディスカッションが行われました。
当日は、理学療法士、作業療法士の皆様を中心に176名の方にご参加いただき、会場の定員を超過したため、サテライト会場を設置し、2会場での開催となりました。本学科としては初の試みでしたが、みなさまのご協力により、大きなトラブルなく進行することができ、最後に、長崎大学 理事・副学長 松坂誠應のあいさつをもって、盛況のうちに終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。