2019年2月28日-3月10日: オランダ・英国
2018年度ヨーロッパ研修
オランダでは、産褥看護師として活動する日本人看護師の案内により、地域助産師グループの活動およびオランダの助産師教育についてレクチャーを受けました。また、学生4名は、地域助産師が行う家庭訪問にも同行させてもらいました。
オランダでは2002年から安楽死が合法化されており、安楽死協会(NVVE)で、オランダの安楽死に関する法制度と課題についてレクチャーを受けました。
ビュートゾルフ(地域包括訪問ケア)では、訪問看護師からオランダの地域包括訪問ケアについてレクチャーを受けました。ビュートゾルフでは、リーダーや管理職を置かず、それぞれのスタッフに裁量権が与えられており、看護職が自立したケアを行っています。
英国・ロンドンでは、英国の国民保健サービス(NHS)の仕組みについてレクチャーを受け、Queen Charlotte’s & Chelsea Hospitalのバースセンター(NHS病院)およびPortland Hospital(私立病院)を見学し、それぞれの施設環境やサービス内容について学びました。
また、Children’s centreでコミュニティベースの子育て支援活動について学んだ他、がん患者と支援者のための「自分を取り戻せるための空間やサポートの場」であるマギーズセンターにおいてがん患者の支援について学びました。
事前学習を基に、自分で英語で質問できるように準備し、うまくコミュニケーションできた部分もあったり、言いたいことを伝えることができずに悔しい思いをしたり、語学やコミュニケーションの点でも良い経験ができたと思います。