国際交流

英国・オランダ研修:2012年2月20日-29日
2011年度 英国・オランダにおけるリプロダクティブヘルスおよび地域保健研修
 2012年2月20日-29日に、英国とオランダにおいて、リプロダクティブヘルスおよび地域保健に関する様々な活動方法やそれに携わる保健医療職の教育について学びました。
 英国・ロンドンでは、英王立助産師協会Royal College of Midwives (RCM)において、英国の助産師教育の動向についてレクチャーを受けました。また、英国の国民保健サービス(NHS)の仕組みについてレクチャーを受け、St Mary's Hospitalバースセンター(NHS病院)およびPortland Hospital のmaternity unit(プライベート病院)を見学し、それぞれの施設環境やサービス内容について学びました。ナイチンゲール博物館、ソーホーのジョン・スノウの井戸も見学し、講義で学んだ内容を再確認しました。
 英国・リーズへ移動し、リーズ教育病院内のRobert Ogden Macmillan Centreを訪問し、がん患者への代替療法、在宅療養支援等の実際について学びました。また、医療博物館では、ジョン・スノウが活躍した時代の庶民の生活の様子が臭い付で再現されており、病原菌が特定されていなかった時代に、病の原因が“瘴気”であると言われていた状況を擬似体験しました。
 オランダでは、産褥看護師として活動する日本人看護師の案内により、助産師グループの活動訪問およびオランダの助産師活動についてレクチャーを受けました。また、産褥助産師として関わったオランダ在住日本人ママ達をご紹介いただき、外国での出産・育児経験についてお話を伺いました。障害者支援団体で障害者に対する性支援活動、尊厳死支援団体においてオランダにおける尊厳死に関する動向や支援活動内容についてレクチャーを受けました。
 とても忙しい10日間でしたが、中身の濃い学びができたと思います。
2012年2月:英国・オランダ研修(報告・写真パネル)写真パネルPDF-PDF:762KB