障害者の生涯学習プログラムについて

作画:かたおかようこ&ふみかず

事業概要

本事業は、文部科学省の「学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究事業」の「障害者の多様な学習活動を総合的に支援するための実践研究」として実施するものです。

学校卒業後の障害者が社会で自立して生きるために必要となる力を生涯にわたり維持・開発・伸長するため、学校から社会への移行期、生涯の各ライフステージ、における効果的な学習に係る具体的な学習プログラムや実施体制、地域の生涯学習、教育、スポーツ、文化、福祉、労働等の関係機関・団体等との連携の在り方に関する実証的な研究を行い、成果を全国に普及します。

プログラム

学校から社会への移行期における学習プログラム
(移行プログラム)

目標
仲間と出会い、自分の特性を知る

対象
発達障害者、精神障害者、他

内容
当事者仲間の体験談、疾患・障害の心理教育、社会生活技能訓練(Social Skills Training:SST)、他
*外部講師(当事者含む)招聘及び学生・院生ボランティアスタッフの活用あり

スケジュール
月1回3時間を3コマ(活動45分、休憩15分)と想定し、計5回(15コマ)実施、日曜日に長崎大学保健学科にて開講予定
今年度はオンラインでも参加できるように準備いたします

  • オリエンテーション(自己紹介)、当事者仲間の体験談
  • 疾患・障害の心理教育
  • コミュニケーションについて(会話を始める・続ける・終える)
  • 感情(不安、怒り)のコントロール、ストレス対処法
  • 自分の特徴を伝える、修了式

特色
当事者仲間・ピアサポーターによる講義や大学生との協働学習体験などを含んだ学習プログラムを提供いたします。
プログラムを実施する際は参加者同士の協働、スタッフや関係者との対話、当事者仲間との交流を通じ、自己の考えを広げ深める「主体的・対話的な学び」を実現できるように努めます。

生涯の各ライフステージにおける学習プログラム
(生涯プログラム)

目標
夢や希望を持って生活できる

対象
発達障害者、精神障害者、他

内容
当事者仲間の体験談、疾患・障害の心理教育、元気回復行動プラン(Wellness Recovery Action Plan:WRAP)、ストレス対処法、他
*外部講師(当事者含む)招聘及び学生・院生ボランティアスタッフの活用あり

スケジュール
月1回3時間を3コマ(活動45分、休憩15分)と想定し、計5回(15コマ)実施、日曜日に長崎大学保健学科にて開講予定
今年度はオンラインでも参加できるように準備いたします

  • オリエンテーション(自己紹介)、当事者仲間の体験談
  • 疾患・障害の心理教育
  • 元気を回復するために1
  • 元気を回復するために2
  • ストレス対処法、修了式

特色
英国のRecovery Collegeのプログラムを参考に、当事者と専門職が Co-production の理念のもと、協働しながら運営・実施します。
プログラムを実施する際は参加者同士の協働、スタッフや関係者との対話、当事者仲間との交流を通じ、自己の考えを広げ深める「主体的・対話的な学び」を実現できるように努めます。

スタッフ

澤井照光
(長崎大学医学部保健学科長)
*事業推進責任者


田中悟郎
(長崎大学医学部保健学科教授)
*プロジェクトリーダー


岩永竜一郎
(長崎大学医学部保健学科教授)


徳永瑛子
(長崎大学医学部保健学科助教)


吉田ゆり
(長崎大学教育学部教授、長崎大学ダイバーシティ推進センター長)


今村 明
(長崎大学病院精神神経科教授)


調  漸
(長崎大学学長特別補佐、長崎大学子どもの心の医療・教育センター長)