国際交流

スイス・英国研修:2014年2月27日-3月8日
2013年度 ヨーロッパ研修
 2014年2月27日-3月8日に、スイスと英国を訪問し、グローバルヘルスの動向、リプロダクティブヘルス、児童虐待防止活動等について学びました。
 スイスでは、WHO(世界保健機関)およびILO(国際労働期間)で働く日本人職員からグローバルヘルスおよび世界の労働安全衛生の動向についてレクチャーを受けました。また、前年度は改修工事中で訪れることができなかった国際赤十字博物館も見学し、人道支援について学びました。
 英国・ロンドンでは、英国の国民保健サービス(NHS)の仕組みについてレクチャーを受け、キャサリン妃が出産されたSt Mary's Hospitalのバースセンター(NHS病院)およびPortland Hospital のmaternity unit(プライベート病院)を見学し、それぞれの施設環境やサービス内容について学びました。また、今回は、児童虐待防止協会(NSPCC)において、英国における児童虐待防止活動について学びました。NSPCCは、100年以上前から活動する民間団体ですが、時代の変遷に伴いその活動内容も変化し、現在は英国で児童虐待防止活動団体としては最大規模の団体となっています。ナイチンゲール博物館、ソーホーのジョン・スノウの井戸も見学し、講義で学んだ内容を再確認することができました。
 英国・リーズへ移動し、医療博物館では、ジョン・スノウが活躍した時代の庶民の生活の様子が臭い付で再現されており、病原菌が特定されていなかった時代に、病の原因が“瘴気”であると言われていた状況を擬似体験しました。
 研修参加を通じて、日本とは異なる保健医療・人材教育システムや考え方を学ぶ機会となったことも重要な経験ですが、語学力を含むコミュニケーション能力や海外における危機管理についても考える良い機会となりました。
2014年3月:スイス・英国研修(報告・写真パネル)写真パネルPDF-PDF:676KB